ロールスロイスのゴーストに試乗してきました。六本木でおこなわれた創業110周年「アイコン・ツアー」での後席試乗です。
<<感想>>
・まず、ショーファーの身のこなしが素晴らしかったです。目の前に現れたゴーストに案内され乗り込む、その一連の流れに伴うショーファーの身のこなしだけで、ロールス・ロイスの世界へと引きずりこまれます。
・車内は当然のように静かです。電気自動車のようなただ「エンジン音がしない」というだけの静かさではなく、外界の気配すらシャットアウトされた遮音性の高さです。あまりに静かなので、この車は防弾かな?と普通に勘違いしてしまいました。
・後部座席が主役の車だけあって、挙動は鷹揚で、乗り心地はまさに”Waftability(浮遊感)”そのものでした。割とドライバー重視のゴーストですらこれですから、ファントムだとどうなるんでしょうかね。
・やっぱり車のデザインが良いですよね。Sクラスをストレッチさせたようなマイバッハは後席主役の車としては非常に機能的・効率的ですが、外から見るとリムジンの一種でデザインは胴長で間延びしています。しかし、ロールスロイスはそもそも全体としてのバランスを崩さずに後席主役に仕立てています。今の時代としては無駄があるデザインなんでしょうけれど、このままいけるところまでいってほしいデザインです。
これまでロールスロイスについては芝公園のショールームでちらっと見たくらいでした。静的質感の高さが申し分ないとわかってはいましたが、実際に動く車内にいてもすべての次元が違いました。
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