『イズミのシェーバー電源入れっぱなしで異次元の3時間45分(225分!)稼働!これでシェーバー業界唯一&最高の防水性能IPX8。しかもアメリカ国防総省の調達基準までクリア済、Gショックシェーバーか!当然4枚刃でよく剃れて、7千円少々の安さ。いつ買うか?今でしょ! ⇒⇒⇒』
などと林先生口調で書きたくなるほど、買ってみて驚き尽くしのシェーバーです。1回のフル充電から実動で3時間45分の稼働時間ですし、そもそも防水性能が非常に高いです。私は防水性能目当てでA-DRIVEグルーミングシリーズの「IZF-V758-G-EA」を購入したのですが、これは電気シェーバー界では最高の防水性能で、他に並ぶ機種はありません。私はブラウンのシリーズ9からの買い換えですが、私のようにブラウンの防水性能の低さに嘆いている方には特にお薦めしたいシェーバーです。
イズミのシェーバーが3時間45分も実際に動き続けている様子
1分バージョンと5分バージョンの2種類をYouTubeにアップロードしました。
【1分間に短縮したバージョン】
【5分間に短縮したバージョン】
ノーカットバージョンを見るほど時間がありあまっている方はほとんどいないと思いますが、225分のノーカットバージョンもアップロード予定です。
ちなみに、どうしてこんな暇なことをしたかと言いますと、「バッテリーの持ちが凄い!」系の口コミは多かったのですが、では実際にどれくらい連続で持つのかを調べた方がいなかったので、こういう口コミが一つくらいネット上にあっても良いだろうと考え、暇なことをしてみました。
ブラウンのシェーバー「シリーズ9」は防水性能が低かった
私はこれまでブラウンの9シリーズを使っていましたが、これが本当に品質が低くて困りました。ドイツ車でよく言われるような、「高性能・低品質」という感じです。
私はシリーズ9を2018年の3月に購入し、8月に最初の故障で保証修理に出し、2019年の1月にも同じ故障で保証修理に出しました。二枚の修理明細の診断内容には、まったく同じ文言が並んでいます。
「本体内部の不具合を確認 内部に水または湿気が入り込んだ痕跡がございます」
つまり、まったく同じ原因での故障ということです。
ブラウンはパナソニックより防水性能が低かった
このブラウンを買うまでは3年ほどパナソニックを使っており、パナソニックは同じ使用環境で3年間ずっと何ともなく今でも何ともないのに、ブラウンは5ヶ月で水が混入して故障という点にまず驚きました。この1回目の故障があるまでは「パナソニックと違ってブラウンはノド仏から出血せずに深ぞりできるし、良いシェーバーだなこれ」なんて考えていましたが、たった5ヶ月であり得ない挙動で壊れてしまったので、1回目の故障の時点で防水性能に疑問符が付くようになりました。
ただ、「これは個体差の問題かもしれないし、修理に出せばそこで本来の防水性能に戻されて本来の姿で返ってくるに違いない」、そう期待して修理後もこれまで通りに使っていたら、またちょうど5ヶ月後の2019年1月、まったく同一の症状で故障してしまいました。これでもう、少なくとも防水性能についてはブラウンは使い物にならないブランドであると判断しました。
「完全防水設計」などと謳っていますが、ヤマダ電機の方によるとそもそもブラウンの防水性能はパナソニックより大きく劣るそうで、こういう話はカタログだけを見比べても得ることができない情報の一つと言えるでしょう。本当に残念でした。
ブラウンのシェーバーが勝手に動き出して勝手に止まる
以下は私が使っていたブラウンのシリーズ9が故障したときの動画です。
ブラウンでお風呂ぞりしている方にとっては「あるある」の様子かもしれませんが、勝手に動き出したり勝手に止まったりして大変でした。夜中に突然動き出されると、心霊現象さながらです。
しかも、お風呂の鏡の前でいざ剃ろうと電源を入れると、動き出してちょうど1秒くらいで止まってしまうという、ほとほと残念な気分になる挙動が多くて困りました。
なぜイズミのシェーバーは防水性能が最強なのか
そこで、ブラウンの後継機種を探し始めたのですが、やはり故障内容が故障内容ですから、まともな防水性能があるシェーバーを探し始めました。これまでのパナソニックを使い続けても良かったのですが、前述の通り、パナソニックのシェーバーはノド仏を剃るのが難しく、出血のリスクがありました。
ブラウンを購入したヤマダ電機の方によると、パナソニックは深ぞりできるけれど出血も珍しくなく、そこは一長一短ということだったので、一応パナソニックも候補に入れつつ、他のブランドでも防水性能が優れたシェーバーはないかと探したところ、まったく見たことも聞いたこともなかった「イズミ(泉精器製作所)」というメーカーを見つけた次第です。
何と言っても驚いたのは、防水性能がIPX8だったことです。
IPX8というのは、iPhoneやandroidなどスマホやカメラ好きの方にとってはお馴染みの防水基準ですが、IPX0からIPX8まである国際規格です。現状ではIPX8が最高の防水性能となっています。パナソニックのラムダッシュにIPX7がありますが、IPX8までは存在していません。そもそも、イズミのシェーバー以外でIPX8の防水性能を達成したメーカーはありません。
つまり、イズミはシェーバー業界唯一にして最高の防水性能を誇っているわけです。
米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810G」をクリアしたシェーバー
さらに言うなら、このシェーバーは米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810G」までクリアしています。防水以外にも「気圧」「温度耐久」「耐振動」「耐衝撃」などが加わったいわゆる「ミルスペック」「MIL規格」ですが、米軍が設定したこのハードルをクリアしている日本製品といえば、誰もが真っ先に思い浮かべるのがカシオのGショックではないでしょうか。米軍の腕にはお馴染みのタフな腕時計です。もちろん私も持っています。
そのため、個人的にはこのイズミのシェーバーのことを「Gショックシェーバー」などと勝手に呼んでいます。イズミのGショックシェーバー。面白い響きです。
実は二度目のトライだった撮影
ちなみに、電源入れっぱなし動画は、二度目のトライで撮影したものです。一度目はビデオカメラのバッテリーがついて行けず、最後まで映像に収めることができませんでした。
このように、ビデオカメラのバッテリーが3時間しか持ちませんでした。割と容量が大きめのバッテリーで備えていたのですが、まさか3時間以上も動き続けるとは想定外でした。ビデオカメラがバッテリー切れで電源が落ちてもまだ動き続けているイズミのシェーバーの姿は、そのままCMにでも使えるんじゃないかと思える構図でちょっと面白かったです。
イズミのシェーバーは明らかに充電無しで4週間以上は持つ
ところで、標題の稼働時間ですが、実際に動き続けた225分を単純に4週間の28日で割ると、1日に8分使えることになります。ただ、現実的に1日に8分も剃らないですよね。普通に使っていれば、一ヶ月以上は充電なしで大丈夫でしょう。そのため、長期の旅行でも安心して本体だけ持っていけます。
さいごに
私はコストパフォーマンスということは特に意識しないで買い物をしていますが、さすがにこのイズミのシェーバーはコストパフォーマンスが良すぎるため、コストパフォーマンスという言葉が頭を過ぎらざるを得ません。同時に、上でも言及しましたように、何となく高性能・高品質でお手頃価格というGショック的なブランド戦略を意識しているのかなとも思えます。
私が今回購入したシェーバーは「IZF-V758-G-EA」ですが、この先さらにこの斜め上を行くシェーバーが登場するかもと考えると、楽しみでならないブランドです。
この記事へのコメントはありません。