最近よく利用している
「神保町いちのいち」というお店で
おしゃれかもしれない鍋敷き(ポットスタンド)を購入しました。見ての通りの
ほんわかデザインです。非常にシンプルなので白樺という素材の良さが際立ちます。どこから見ても継ぎ目などなく、一枚(一輪)の木で出来ているので強度に不安もありません。
神保町いちのいちといえば国産の伝統工芸品が多いのですが、この鍋敷きはフィンランド製でした。マヤムー(majamoo)コレクションのKOIVUシリーズとのことです。確かに国産では見られないフォルムですが、何より良いなと感じたのはその曲げ木加工でした。
曲げ木加工といえば家具の世界では広く見られる技法で、その技術レベルはピンキリです。買って一年で変形するようでは話になりません。秋田木工やモリシゲなど、大塚家具有明ショールームの五階で扱われるくらいの家具であれば、それだけで数十年先までは大丈夫だろうと手にすることができることでしょう。
しかし、この北欧製鍋敷きをデザインしたフィンランドの「ヤニ・マルティカイネン」というデザイナーも「マヤムー」というメーカーも私は知りませんでした。店頭で手にとってみる限りでは物は良さそうですが、さっと飛びつくにはもう一押しが欲しいところです。そこで、素早く身近にある北欧家具を思い浮かべましたが、シカデザイン(Sika-Disign)しか持っていませんでした。ラタンで出来たお手頃価格なロッキングチェアのみです。
ただ、このロッキングチェアは使い込んでいるけどヤレもヘタレもありませんし、「そういえばロッキングチェアの足元も曲げ木だったな」と思い出したところで、
この鍋敷きも購入しました。安直ですが、
「シカデザインはしっかりしてた」
↓
「シカデザインはデンマーク、つまり北欧」
↓
「フィンランドのこの鍋敷きも大丈夫なはずだ」
という発想です。購入にいたる一押しは大体こんなものです。白樺という綺麗めな素材感が好きで他とはちょっと違う鍋敷きをお探しの方にはお薦めかもしれません。
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